OpenAIは2026年9月10日、ChatGPT Workで使える「Data agent」を発表しました。承認されたデータベースやGoogle Drive、SharePointなどをつなぎ、自然な言葉で質問すると、分析や対話型ダッシュボードを作れる機能です。便利そうだからと反響台帳をそのまま渡す前に、小さな不動産会社では次の3つを整えておくと、結果を確認しやすくなります。
1.1行を1件の反響にそろえる
まず元台帳を複製し、「問い合わせ日」「流入元」「物件種別」「来店・内見の有無」「成約の有無」を列に分けます。1セルに経緯を長文で詰め込むより、1行1反響にした方が集計のずれを見つけやすくなります。空欄はゼロと決めつけず、「未入力」として残します。
2.社内用語を先に定義する
電話での相談を「反響」に含めるか、オンライン内見を「内見」に含めるかで数字は変わります。AIへ依頼する前に、反響・内見・成約の定義を一文ずつ書き、対象期間も指定します。例えば「直近3か月の流入元別反響数と内見率を比較。内見率の計算式、対象行数、未入力件数も示す」と頼みます。
3.個人情報を外した複製で試す
最初の検証では、氏名、電話番号、メールアドレス、自由記述を外した集計用コピーを使います。OpenAIは、BusinessやEnterpriseなどの業務データを既定でモデル学習に使わず、接続先の権限も尊重すると説明しています。それでも、自社の利用ルールと閲覧権限を決める作業は別に必要です。
結果が出たら、流入元ごとの反響数を元台帳のフィルターやピボット集計と照合します。AIには集計を速くする役割を任せ、広告費の配分や追客方法を変える判断は担当者が行います。Data agentをまだ使えない環境でも、この台帳の整え方は表計算ソフトでの分析にそのまま役立ちます。
今回のポイント
- 1行1反響、1列1項目の集計用コピーを作る
- 社内用語・対象期間・計算式を先に指定する
- 個人情報を外して試し、元台帳と人が照合する
反響分析のAI活用、ご相談ください
台帳の項目整理や、どこまでAIへ渡してよいかで迷う場合は、現在の運用を見ながら小さな検証方法を一緒に設計できます。AI活用・業務改善を相談する
参考情報源
キーワード:ChatGPT、Data agent、反響分析、不動産会社